法律事務所の開業場所(立地)の選定についてどのように考えたらよろしいでしょうか
弁護士(法律事務所)の開業場所については原則お客様本位でお考えください。つまり、ご自分にとって不便でもお客様にとって便利な場所という考え方で判断してください。当社ではアドバイス時に商圏を判定するツールを使用いたしますが、商圏とライバル関係、商圏と取扱分野の兼ね合いでの判断になります。ただし、重要なのは経験則になりますので、できるだけ周辺の弁護士から情報を集めるようにしてください。よく最後は先輩弁護士の助言で複数の候補から決定しましたというようなことをお聞きします。
法律相談を希望する相談者にアピールできる場所
役所の前の物件などという別の利便性を狙ったケースを別にすれば、都会では駅から7分というのが駅近のイメージです。経験上、8分以上だとどうしても駅近のイメージのアピールが難しいので、相談件数も多く集めにくいとうのが実情です。希望している駅に適当な物件が見つからない場合は独立開業の時期を少しずらすして、物件が見つかるまで待つということがあってもよいかもしれません。
駅近の物件がないのであれば別の駅も検討してみる
法律相談に行く法律事務所はまずは自分の住まいの近くから探します。職場の近くで探すということもあり得ます。それでは近くで適切(最近の方は2、3の法律事務所を候補としてピックアップする傾向です)な法律事務所がない場合はどうするかですが、自分の行動範囲であれば多少遠くても行きますので、駅近で適当な物件がないときは鉄道であると上り方面の隣の駅という選択肢があります。
※下り方面は行動範囲としては可能性が低くなります。
ツテがある場所かその周辺のほうが最初は動きやすい
また、Webマーケティングを中心に据えた場合でも各種団体、周辺の税理士等専門家との関わりなど地域に根差した活動がポイントとなりますので、大都会以外では何らかのツテがある場所かその周辺のほうが最初は動きやすいと言えます。
不動産屋さんの紹介について
当社では、ビジネス的にはタッチしておりませんが、首都圏であれば法律事務所の内装を多く手掛けている業者さんを存じていますので、こちらを通じて事務所物件を紹介してくれる不動産屋さんを無料でご紹介することはできますので、お気軽のご相談ください。
独立を意識したら、ご相談ください
独立開業に関しては見通しが何よりも大事です。当社では具体的に独立が決まっていないお客様でも無料相談の対応をしておりますので、一度ご利用ください。独立スタートダッシュには準備に時間をお使いください。もちろん守秘義務は固く守ります。
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