シーピーシー, シーピーエー, サンシー
CPCとは
CPCとは
CPC(Cost Per Click)とは、リスティング広告を1回クリックしてもらった時の単価になります。
ポイント
CPCの改善には広告の工夫とキーワードの選定、検索クエリを見ながらの除外ワードの設定を日常的に行っていくことが重要で、比較的地味な作業になります。除外ワードの設定では○○弁護士という実在の弁護士事務所や○○○の離婚とか芸能人の名前で検索して実際にクリックしてくることがあり無駄費用を使ってしまうことがありますので、こまめにチェックします。
受任額が大きい場合や受任率の高い業務に関してはCPAが高めでも良しとするケースを作り、全てのキーワードで平均を取るようなことはしないようにします。一時期の「過払い」「過払い金」などのキーワードはこれにあたります。
CPA(Cost Per Action)とは
CPA(Cost Per Action)とは
CPA(Cost Per Action)とは、リスティング広告で実際に法律相談の受付などを獲得するのにかかった成果一件獲得するのにかかるコストです。かかったコストを、獲得数で割って算出します。
ポイント
弁護士事務所立ち上げ時からリスティング広告をスタートするケースで、まずはコーポレートサイトをランディングページとして、後にテーマサイトができた段階で、ランディングページをテーマサイトとすることがあります。このケースで比較するとコンバージョンレートが上がることが多いので結果としてCPAが改善することが多くありますので、CPAの改善にはランディングページの影響が大きいことが分かります。
テーマによっては敷居の低いホームページのほうがCPAが悪化するようなケースもありますので、テーマをよく吟味して、対象に合ったホームページを作成するのが重要です。
CPAは広告費用を表す数値ですので、実際に相談獲得単価を検証する時には広告の管理を外注している場合は外注費、電話秘書を使用している場合はその費用、さらにはホームぺージの制作費、管理費も考慮して検証していきますが、夜中に電話秘書を使用して電話受付しているケースなどでは、受任率の検証も必要になってきます。相談は取れるが、業務に、結びつかない状態が続いた場合などは、夜間の広告を止めるとうことも考えられます。
サンシー<3C>とは
サンシー<3C>とは
顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)の頭文字を差します。
ポイント
弁護士事務所が自身の事務所のマーケティングを分析する場合、この3つのCを対象にするのは基本ですが、マーケティングの出発点は顧客のニーズですのでまずは御事務所の顧客が何を求めているかという分析が最重要です。法律相談を多くこなされている弁護士の方は自身の経験として顧客のニーズが蓄積されているかと思いますが、今後法律相談を行っていく上で、相手が何を求めているかという意識は常に強くお持ちください。アンケートなどを利用して面談以外の情報を得るのも有効です。
競合に関しては競合がどのように顧客のニーズに応えようとしているかを把握するようにしましょう。選ばれている弁護士事務所には理由が必ずあります。
顧客のニーズを把握し、競合がどのように顧客ニーズに応えているのかを把握した上で、自身の弁護士事務所がどのような立ち位置でどのようなサービスを提供すれば支持を得られるのかという仮説が浮かび上がってきます。
法律相談は受任に結び付く重要なアクションであるのと同時にマーケティングの出発点である「顧客」を知る意味で本当に重要なものです。弁護士会の法律相談等でも構わないのですが、御事務所を指定して御事務所に相談に来た特別な顧客についての分析が最重要です。御事務所を指定して法律相談に訪れる方は場所、弁護士の性別、年齢層、営業時間、事務所の雰囲気、評判、考え方などを大なり小なり考慮して来所しているはずです。ご面談で話のきっかけに問いかけてみてはいかがでしょうか。