法律事務所のホームページとLINE@
弁護士が法律相談予約にLINE@を使えないか
サービス業の多くが取り入れている「ワントゥワンの顧客対応」の配信ツールの中心はメールマガジン等のメールでしたが、最近はLINE@をメールマーケティングの施策に利用する法律事務所が徐々に増えてきましたので、LINE@の可能性に触れさせていただきます。
まずはLINEの利用状況についてですが、総務省情報通信政策研究所の「平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によるとLINEの利用率は全年代では75.8%とSNSの中でも特に高いものです。
中でも特筆すべき点として、
法律事務所の相談者の中で受任率が高いと言われている30代、40代の利用率も非常に高いということがございます。
なんと30代92.4%,40代は85.4%の利用率の高さです。
こちらの記事をお読みの弁護士の方もそうだと思いますが、リスティング広告の運用をするときにこの世代へのリーチは入念に施策されることになると思いますが、この世代がLINEをこれだけ利用しているということは、うまく使えないだろうかと考えたくなるところです。
LINE@導入のポイントとして2点挙げられます。
夜間の法律相談受付対策としてのLINE
法律事務所のホームぺージでは夜間の法律相談受付をどのように底上げするかという点が集客改善のポイントになります。
そもそも夜間の相談受付の方は受任率が低いとう問題があるので、時間外は切り捨てるという考え方をされる法律事務所さんもありますが、スマホは24時間稼働するデバイスですので、何等か手を打って増販に繋げたいところであります。
LINEの場合、友だち登録してメッセージ中に法律相談に必要な項目を記入して送ってもらう方法になりますので、送信する側も返事が早めに来るのではないかという期待感を持つことができます。メールフォームの場合いつ返事が来るか分からないという性質のものですので、送るのを躊躇するということが見受けられます。
一人事務所であると管理がしやすい
弁護士が一人の事務所さんの場合、弁護士がLINE@をスマホにアプリを入れて管理すれば、やる気次第でかなり活用できます。
大勢の弁護士が所属する法律事務所の場合、法律相談の時間管理を事務局が行うことになると思いますので、返事がどうしても遅くなりますが、自分のスケジュールだけ管理すればよい場合は、場合によっては即答すら可能です。
LINEを使用するということで法律相談申込みの敷居も大分下がります。
特に開業直後の弁護士の方にはおすすめしたいと思います。
大きく分類するとLINEには4つの登録方法があります。
- 皆さんが利用している通常のLINE
- 大企業などが利用するLINE公式アカウント(初期費用、毎月費用ともに数百万円)
- 法人・店舗などの個人事業主が登録できるLINE@認証済みアカウント
- 個人登録ができるLINE@一般アカウント
ここでご説明させていただいているのは「法人・店舗などの個人事業主が登録できるLINE@認証済みアカウント」もしくは「個人登録ができるLINE@一般アカウント」になります。
ノキ弁や自分自身で依頼を取ってきても良いイソ弁の方は「個人登録ができるLINE@一般アカウント」を利用すればよろしいかと思います。
LINE公式アカウントの開設はこちらから可能です。
現状では法律事務所がワントゥワンの顧客対応をするかどうかという問題はありますが、顧客の業種がショップであったりする場合は、今後はかなり可能性があるものであると考えます。
顧客がLINEをビジネスシーンで使用していたりするケースでは有効でしょう。
LINE@の機能でメールマーケティングの機能として使える可能性があるもの
(1)友だち登録してくれた友だち全員にメッセージを一斉送信する機能
(2)自動応答メッセージ機能
(1)友だち登録してくれた友だち全員にメッセージを一斉送信する機能
メールマーケティングの基幹となる機能ですが、友だち登録してくれた顧客に対してメッセージを一斉に配信することができます。
ショップなどのクライアントに日時を決めて定期的に情報提供するというのはコミュニケーションツールとしてはかなり距離感の近いものになります。
(2)自動応答メッセージ機能
自動応答メッセージ機能の中でも「友だち追加時あいさつ」は非常に有効です。
弁護士の方は普段忙しいので、LINEのメッセージを随時確認することも難しいかと思いますが、法律相談の申込み時に友だち追加してもらった時に、どのような回答がどのような時間で返されるのかの説明や、事務所のアピールなどを入れて自動返信しておくとだいぶ変わると思います。
当社のLINE@アカウント
税理士事務所さんですがLINE活用の例として挙げさせていただきたい事務所様
※2019年「LINE@」と「LINE公式アカウント」はサービス統合をされております。
詳細はこちらを参照ください。
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